プロジェクトの流れ

プロジェクトの流れ

①未利用繊維資材の提供

愛知県尾張地方は繊維業が盛んで、多くのテキスタイルメーカーがあります。ご提供いただくものは倉庫に眠っているサンプル生地や少しの傷のために眠っている生地ですが、この地方に古くから伝わる伝統技術で織られた貴重なものばかりです。

②デザインを学ぶ学生によるデザイン

デザインを専門に学ぶ学生達は、発想力豊かで魅力あふれる商品をデザインします。センスとアイディアを活かしながらも、限られた素材と障がい者支援施設で生産可能な縫製についても考え、デザインの力でプロジェクトを支えています。

③リデザインプロジェクトメンバーによる審査会

学生たちによってデザインされた作品達は、コンテストによって、商品としての魅力的であるか、商品化(縫製)が可能か、など、様々な観点から厳選され、商品化する作品が選ばれます。

④コンテスト、デザイン入賞発表会(表彰式)

デザイン入賞発表会が行われ、学生の表彰式を行なっています。この表彰式では、素材提供企業、学生、障がい者支援施設など、すべてのリデザインプロジェクトメンバーが皆顔を合わせ、 交流を持ち、楽しく皆のやる気を高めることによって目標に向かっていきます。

⑤障がい者支援施設で生産

ファッション性のある商品の生産は障がい者の仕事へのやりがいと楽しさにつながります。毎年縫製技術が磨かれ、一つひとつ丁寧に作っていただいています。障がい者の働く機会を創出し、公正な対価を支払うことで、障がい者の自立を支援しています。

⑥販売と啓発

地域の小売業や、商品を手に取ってくださる消費者のみなさんも、リデザインプロジェクトの大切なパートナーです。商品の販売においては、地域のスーパーやお店が売り場を提供してくれています。さらに、実行委員会や障がい者支援施設のメンバーが協力して、商品の背景や込められた想いなどを伝え、消費者に共感を持ってもらうための啓発活動も行っています。商品を手に取ってもらうこと。それが結果的に、地域資源の循環や、障がいのある方の仕事の支援にもつながります。